昔からある飲み物の甘酒が注目されています。甘酒は飲む点滴ともいわれるほど、健康や美容によい栄養成分が高いといわれています。

甘酒の製法や栄養成分、健康や美容への作用、飲むだけではない甘酒の活用法等についてお伝えします。

甘酒の種類

甘酒には、米麹のみで作られる甘酒と、酒粕で作られる甘酒と、ふたつの製法があります。

米麹で作られる甘酒

米麹とは、蒸したお米に麹菌を加えて発酵させて作る麹で、甘酒の他に、日本酒や、みりん、味噌、醤油など、日本の発酵食品に欠かせないものです。

米麹で作られる甘酒の栄養成分

発酵の力により豊富なビタミン類(特にビタミンB群)、アミノ酸、ビオチン、ナイアシン、葉酸などが含まれます。また、コレステロールや脂質を排出しやすくしてくれるというレジスタントプロテインが含まれています。

酒粕で作られる甘酒

酒粕とは、日本酒を作る時、米麹に酵母菌を加えて発酵させてできたもろみを絞ったあとに残る白い固形物のことをいいいます。板粕といって、料理などに使うため、スーパーに売っているところもあります。

酒粕は、米麹の段階での発酵と、酒粕を作る時の発酵との二度の発酵過程があり、ダブルの発酵の力により、より栄養成分が高くなっています。

日本酒のもとになっているため、多少アルコールが含まれています。

酒粕で作られる甘酒の栄養成分

麹菌や酵母菌の発酵作用により、栄養価が高く、タンパク質、ビタミン類、ミネラル、ペプチド、アミノ酸、葉酸、β-グルカン、食物繊維など、健康や美容によい栄養成分が豊富に含まれています。

また、レジスタントプロテインが米麹のみで作られる甘酒より多く含まれるといわれています。

甘酒に含まれている成分の健康への作用

コレステロールの上昇を抑える作用

甘酒には、レジスタントプロテインが含まれているので、コレステロールや脂質を体の中にためずに排出しやすくしてくれる作用が期待できます。

腸内環境を整える作用

甘酒に含まれている麹菌より、腸内の善玉乳酸菌を増やし、腸内環境を良くする作用が期待できます。

免疫を強くする作用

もともと体に備わっている免疫力を強める作用が期待できます。

甘酒に含まれている成分の美容への作用

美白作用

メラニンが作られるのを防ぐという成分が酒粕には含まれているので、酒粕を使った甘酒は、美白への作用が期待できます。

朝晩2回の飲用で目の下のクマが明るくなったというデータがあるそうです。

皮脂を抑える作用

甘酒には、腸内環境を整えて、脂質を排出しやすくするという栄養成分が含まれているので、皮脂を抑えてお肌を整えてくれる作用が期待できます。

肌荒れを防ぐ作用

米麹を多く含む甘酒には、ビオチンが多く含まれているので、お肌を整えて、肌荒れを防ぐ作用が期待できます。

毛穴のたるみを改善する作用

酒粕と米麹を含む甘酒を継続的に飲むことによって、お肌のコラーゲン繊維が切れることを防ぎ、毛穴のたるみを改善する作用が期待できます。

甘酒の健康・美容効果の研究

さまざまな種類の甘酒を販売している森永製菓では、甘酒についての健康・美容効果についての研究を進めています。

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このように甘酒の成分の健康や美容に対する作用については、研究データが出ていて、「飲む点滴」「飲む美容液」と言われています。

森永製菓の研究データでは、甘酒を1日2回、1回100ccほどを継続して飲むと、さまざまな美容や健康のお悩みが改善していくという報告がされています。

甘酒活用法

甘酒を毎日飲むとカラダにもお肌にもいいのですが、どうしても、甘酒の香りなどが苦手という方もいらっしゃいます。

甘酒をお料理に使ったりと、気負わず甘酒をカラダに取り込みましょう。

甘酒を使ったドレッシング

ごま油と酢と甘酒を1対1対1の割合でまぜましょう。

お好みのだし(白だしや粉末だしを少々)を入れたら、おいしい胡麻ドレッシングができあがり。

砂糖で甘さを調整してみましょう。

甘酒を使ったディップ

お味噌と甘酒を1対1の割合でまぜましょう。

お野菜につけるディップソースとしてはいかがでしょう。

煮込み料理に甘酒の隠し味

お肉などの煮込み料理の隠し味に使ってみましょう。

甘酒の自然の甘みがこくを出しておいしく仕上がります。

ポタージュスープに甘酒

コーンスープやパンプキンスープなど、素材と牛乳を合わせたポタージュスープを作る時に、牛乳の半量を甘酒に変えてみましょう。

梅肉ソースに甘酒

お料理を引き立てるソースに甘酒を隠し味に使ってみましょう。

梅肉ソースを作る時は、梅の酸味を和らげて、甘酒の甘さが梅のうまみをより引き出してくれます。

市販の甘酒を上手に活用しましょう

甘酒は自分でも作るのは簡単ですが、市販でもさまざまな麹の配合の甘酒が販売されています。

有機玄米甘酒


有機玄米甘酒とろとろ玄米(300ml)【ヤマト】

原料に有機米・有機米糀・水のみを使用したノンアルコール・無加糖のオーガニック玄米あまざけです。 ストレートタイプで、手軽に飲める優しい甘みのあと味です。

黒麹甘酒


忠孝酒造 黒あまざけ(甘酒)(720mL)【忠孝酒造】[甘酒]

泡盛の原料である「黒麹菌」を使用した甘酒。

黒麹を使っているので体に良い有機酸「クエン酸」を多く含んでいます。

ノンアルコールで砂糖・甘味料無添加の果実風のさわやかな酸味も加わっていて飲みやすい味わいです。

紅麹甘酒


あまざけ 新潟 紅麹 甘酒 720ml あま酒

紅麹を加えた 紅糀甘酒。

GABA成分が配合されています。

乳酸菌甘酒


乳酸菌あま酒【今岡製菓】

1杯にシールド乳酸菌M-1を100億個含む乳酸菌甘酒です。

甘酒とショウガパウダーで温活


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長崎県で有機無農薬栽培で作られている金時ショウガのパウダーです。

甘酒に加えて飲むとからだもポカポカして冷え性などにもよさそうですね。

 

まとめ

昔から飲まれてきた甘酒は、最近の研究結果により、健康や美容に効果的な成分をたくさん含んでいることがわかってきています。

甘酒をおいしくいただいて、継続して甘酒をカラダに取り入れていきましょう。