新型コロナの流行によって、日常生活が様変わりしてしまいました。なかなか遠出もかないませんし、美術館での鑑賞も、さまざまな制限が出てくることでしょう。まして海外からの特別展は、早くても来年以降となることでしょう。海外旅行での各国の美術館巡りなどを楽しみにしていた方もしばらくはおあづけとなりそうです。

でも、現在、世界中の美術館では、所蔵美術品のネットでの公開や、美術品の説明などを詳しくサイトで掲載してくれています。

アート専用アプリもあるので、ネットでの美術館賞を存分に楽しんでみましょう。そして、いつの日か、本物の作品に出会える時は、作品に詳しくなり、存分に鑑賞できることと思います。

グーグルアートプロジェクト

グーグルアートプロジェクトのコレクションにアクセスしてみましょう

世界各国の有名美術館が登録されています。

オンラインで美術館の中を見学できたり、美術館のコレクションの絵を鑑賞したり、絵の説明文を読むことができます。

絵をズームすることができるので、細かい筆づかいなど筆致の詳細をもチェックすることもできますので、それぞれの作家の描き方の特徴などをより詳しく鑑賞することができるのがうれしいですね。

相当数の美術館が登録されていますので、美術鑑賞が趣味な方にとっては、おうち時間も退屈にはならないことでしょう。

タブレットやスマホでも、アプリがありますから、アプリをインストールしておくと、ダイレクトにアクセスできますので、とても便利です。

タブレットやスマホでは、Arts&Culture のアプリとなります。

この機会に、大好きな作家の作品をいろいろチェックしてみると楽しいですよね。無料でもかなりの絵画鑑賞ができますし、絵の説明を読むことによって、より絵画に詳しくなれることでしょう。

もちろん美術館で本物を見られることが一番うれしいことですが、この巣ごもり生活中に、ゆっくりと知識を蓄えておけると、美術館に足を運べたときは、よりじっくりと鑑賞ができますね。

書籍で美術鑑賞を楽しむ

366日の西洋美術 1日1ページで世界の名画がわかる


【送料無料】 366日の西洋美術 1日1ページで世界の名画がわかる / 瀧澤秀保 【本】

 

世界の名画から366作品を選び、「美術史」「主題」「ジャンル」「画家の逸話」「画法・技法」「謎・フェイク」「周辺」の7つのテーマに分けて紹介しています。。日付がついていますので、その日付に合わせて、1日1ページ読むだけで、西洋美術の見方を自然に理解できるようになります。

なんとなく、美術館に足を運んでいた方も、これを読んでいると、西洋美術の見方がわかり、また次に美術館に行ったときは、より見方が変わってくるかもしれません。

たゆたえども沈まず 原田マハ著

アートに関連した小説を読むのも楽しいですね。

アート小説家として親しまれている原田マハさんの著作はいかがでしょうか。


たゆたえども沈まず [ 原田マハ ]

 

天才画家フィンセント・ファン・ゴッホと弟のテオ、商才溢れる日本人の画商・林忠正との出会いについて書かれています。ゴッホの作品が好きな方にはより楽しめるアート小説の最高傑作として評判です。

暗闇のゲルニカ 原田マハ著


暗幕のゲルニカ (新潮文庫) [ 原田 マハ ]

 

ピカソの名画をめぐるアートサスペンスとなっています。ピカソの名画が描かれた背景を垣間見ながら楽しめるアート小説です。

作家の人生や背景を垣間見ながら読む原田マハさんの小説は、美術ファンにとっては楽しめることでしょう。

西洋美術は西欧人の欠かせない教養

海外の美術館では、よく授業の一環としてきている子供たちの集団を見かけます。

ヨーロッパの子供たちにとっては、幼いころから美術館は身近な存在として、美術に親しんできています。西洋美術の歴史を知ることで、国の歴史を知り、西洋美術を題材に会話することは、当たり前の教養の一部となっています。

日本では、授業として美術館に足を運ぶということが、なかなかありませんが、西洋美術に歴史を学び世界を知ることは、これから、世界を股にかける人材になるためには、とても大切なことです。

これからの子供たちには、積極的に、美術館に足を運んで美術に自然に親しんでほしいですね。

日本の江戸時代の美術作品などは、西洋美術にも影響を与えています。

そのような歴史の交流についても学んで、美術に関する教養もつけてほしいなと思います。

 

まとめ

おうち時間が長くなる現在、美術館に行けなくても、ネットがつながっていたら、オンラインで世界の美術館をのぞけるアプリの存在は、本当にうれしいですね!

見たかった世界の美術館をゆっくりのぞいて、好きな作家の作品を見つけるのも楽しいですね。

また、自分が今まで知らなかった素敵な作家と出会えるかもしれません。

自分の知らなかった世界が広がるかもしれません。次の旅行先の新たな発見があるかもしれませんね。安心してあちこち歩けるようになるまで、イメージを蓄えておきましょう。