島根県にある足立美術館は、130点になる横山大観の作品を中心に近代から現代の日本画や陶芸作品等を収蔵しています。

また、足立美術館の日本庭園は、米誌の「日本庭園」のランキングで16年連続1位となっています。

足立美術館の見どころについてチェックしましょう。

足立美術館の人気の秘密

足立美術館は、創設者 足立全康が、日本庭園と日本画の調和をテーマに、71歳の時、郷土への恩返しと島根県の文化発展の一助になればという思いで、財団法人足立美術館を創設しました。

名園と横山大観コレクション」として知られています。

日本庭園を通して、特に日本人ならでは感じる折々の四季の美に触れていただき、その感動をもって横山大観の日本画のすばらしさに触れてほしいという願いがあったそうです。一木一草にいたるまで理想の庭園を描くように、精魂を込めて作り上げた5万坪の日本庭園です。

周辺は落ち着いた農村地帯という場所ですが、外国人を含め、多くの方が何度も足を運ぶ人気な美術館となっています。

足立美術館の日本一の庭園

アメリカの日本庭園専門誌『The Journal of Japanese Gardening(ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング)』が、全国の日本庭園900か所以上を対象に毎年実施している日本庭園ランキングがあります。

現在の庭園の質、庭園と建物との調和、利用者への対応といったホスピタリティ等を重視した「今現在鑑賞できる日本庭園としていかに優れているか」を基準に調査・選考されています。この日本庭園ランキングで、足立美術館の日本庭園が「16年連続日本一」に選ばれています。

歓迎の庭から始まり、苔庭、枯山水庭園、亀鶴の滝、池庭、白砂青松庭と見どころが続きます。また、床の間の壁をくりぬいて、一幅の掛け軸のように見えるように作られている庭園絵画など、存分に楽しめます。

庭園の管理はものすごく行き届いていて、わずかのかけらの枯れ葉やゴミも許さないほど、徹底的にチェックされています。

四季の移ろいを楽しめ、いつ訪れても素晴らしい景観となっています。

ホームページで現在の庭園の映像がライブで見ることができます。

足立美術館の常設展示品

本館では、横山大観の作品の中でも豪華な趣を放つ「紅葉」、水墨画では名作といえる「雨霽る」など、130点なるコレクションの中から、横山大観の作品が、展示されています。

また、前田青邨、上村松園、伊東深水などの近代日本画家の作品が展示されています。

新館では、主に平山郁夫を始めとする多くの現代日本画家の作品を中心に展示されています。

本館にある陶芸館では、北大路魯山人や河井寬次郎のコレクションが展示されています。

足立美術館の入館料

大人 2300円

各種クレジットカード、ⅰDをご利用できます。

足立美術館の開館時間・休館日

開館時間

4月~9月 9:00~17:30

10月~3月 9:00~17:00

新館への入場(本館・新館連絡通路の通行)は、閉館15分前まで

・新館のみ、展示替えのため休館日あり

新館休館日

2019年7月10日 10月10日~11日 11月4日~5日
2020年1月22日

足立美術館ミュージアムショップ

横山大観の名画の数々のオリジナルグッズがあります。

庭園の写真集やDVDもそろえています。

詳細はこちらから。

足立美術館カフェレストラン

◆喫茶室 翠

枯山水庭を一望しながら、お飲物やデザートをいただけます。

◆喫茶室 大観

池庭を眺めながら、甘味の他、島根和牛を使用したビーフカレー、笹巻きおこわなどの軽食もいただけます。

◆茶室 寿楽庵

双幅の「生の掛軸」を眺めながら、招福・延命に功ありとされる純金の茶釜で沸かしたお湯で、お抹茶をいただけます。椅子席ですので、どなたでもゆっくりとお休みになれます。

足立美術館 ネットの声をチェック!

足立美術館へのアクセス

住所:島根県安来市古川町320

安来駅より無料シャトルバスを運行しています(約20分)

足立美術館の周辺観光地

出雲大社

出雲大社は、縁結びの神として有名です。

出雲大社とは、恋愛のみならず、さまざまな良いご縁を授かるための神なので、人の縁、仕事の縁など、人生においてのさまざまな良縁を求めて、全国から多くの方が拝観に訪れます。

まとめ

足立美術館は、地方にありながら、海外でも有名になるほど、世界で一度は行きたい美術館の一つとなっています。

四季を通じて日本庭園の美しさを堪能できる素晴らしさと横山大観を始めとする日本を代表する作家の収集作品が幅広く展示されていますので、ゆっくりと一日を通して楽しめる空間となっています。

美術ファンにおすすめ!一度は行きたい!人気美術館はこちら