ロシアには世界遺産が数多くあります。
代表的なものには、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館やエカテリーナ宮殿ですが、モスクワにも赤の広場やクレムリンなど、すばらしい世界遺産があります。
モスクワにある代表的な世界遺産をご紹介いたします。
このページにはこんなことが書いてあります
モスクワの世界遺産 赤の広場
赤の広場はモスクワの中心地にある広場で、面積は7万3,000m2となっています。
赤という意味はロシア語で美しいを意味するものであり、美しい広場という意味となっているようです。
モスクワ大公国やロシア帝国(ロマノフ朝)の重要な国家行事がここで行われていたそうです。
赤の広場からは、クレムリンや聖ワシリイ大聖堂へと進み、中を観覧(有料)することができます。
モスクワの世界遺産 クレムリン
クレムリンとは、中世ロシアの主な都市にあった城塞のことをいいます。
モスクワのクレムリンは、ロシア帝国時代に造られた宮殿で、現在でも、ロシア政府の重要な機関がおかれていて中で執務されています。
モスクワ川左岸にあり、人気のモスクワ川クルーズでは、大クレムリン宮殿や城壁全体を眺めることもできます。
クレムリンに入場するときは、チケットの購入が必要です。
500ルーブル(およそ日本円で1,000円)です。公式サイトでのネット購入もできますし、現地では券売機もあります。
10時に開場ですが、早朝から多くの観光客がチケット売り場に並んでいます。
開場してからも、入場するには、厳しいセキュリティーチェックがあるので、(空港とほぼ同じ)そこでまた時間を取られます。
クレムリンの中のサボルナヤ広場には、ウスペンスキー寺院、ブラガべーシェンスキー寺院など、中世のロシアのすばらしい建築物があり、一部は寺院の中も観覧できます。
また、入場する場所が異なります(ボロイツカヤ塔側)が、クレムリンには、武器庫とダイヤモンド庫という名の、世界有数の博物館があります。
ロシア帝国時代の素晴らしい財宝がみられます。金銀宝石がちりばめられた宝冠や装飾品、当時の衣装や、すばらしい装飾が入った馬車、パレード用の武器や馬具など、ロシア帝国時代の財力のすばらしさを実感できます。ここはクレムリンに行ったら、必見です!!
チケットは、両方で1200ルーブル(およそ日本円で2400円)となっています。
武器庫のチケットがないとダイヤモンド庫に入れないので、両方のチケットを購入してください。チケットはネットでも購入できます。
武器庫の入場は、定員制で時間が決まっていますから、事前にチェックしておきましょう。
モスクワの世界遺産 聖ワシリイ大聖堂(ポクロフスキー聖堂)
聖ワシリイ大聖堂(ポクロフスキー聖堂)は、赤の広場に立っているロシア正教会の大聖堂です。
玉ねぎ型の屋根にカラフルな色彩で目を引く建物です。ロシアに数ある聖堂の中で、最も美しい建物といわれています。
すぐそばに有人のチケット売り場があり、中を観覧するためには、チケット購入が必要で1000ルーブル(およそ日本円で2000円)となっています。
こちらも入場にはセキュリティーチェックがあり、バッグの中はファスナーを全部開き、センサー棒を入れられます。中は撮影OKです。
ビザンチン建築で、ドーム型の天井の装飾は必見です。
赤の広場隣にあるグム百貨店でお茶しましょう!
赤の広場、クレムリンと歩いて、疲れたら、赤の広場に隣接するグム百貨店に行ってみましょう。日本と違って、ロシアでは自動販売機というものをほとんど見ることがありません。
ちょっとお茶できるところを、観光地周辺で見つけておくとベストですね。
グム百貨店は外装も内装も雰囲気がありステキです。眺めるだけでも楽しいです。1階には、大人気のアイスクリーム屋さんがあります。
またカフェもいくつかありますから、ちょっと一息できますよ(^^)
フルーツジュースやロシアビールや、ロシアティーを楽しみましょう。
グム百貨店の1階はお土産も豊富にあります。ロシアの配りもののお土産はここでひととおりはそろうでしょう。
グム百貨店のトイレは有料となっています。50ルーブル(約100円)です。
また、ここには豪華なトイレもあります。300ルーブルくらいだったと思います。(一度覗いてみたい方はどうぞ~)
モスクワの世界遺産 ノヴォデヴィチ女子修道院群
ノヴォデヴィチ女子修道院群は、ロシア正教会の女子修道院として世界遺産に登録されています。
ノヴォデヴィチ女子修道院は、モスクワ川における要塞(クレムリ)の役割を果たしていたといわれています。
残念ながら現在は、大半が修復中となっていて、中には入られますが、見られるところはごく1部となっています。
モスクワの世界遺産 コローメンスコエの主の昇天教会
主の昇天教会は、モスクワの南側にあるコローメンスコエにあります。
コローメンスコエは、1925年に野外文化財博物館となり、16、17世紀当時の建築が保護され、また、国内の木造建築、石造建築などが移築されました。16世紀から18世紀に建設されたという石造建築には、絵画、彫刻、民芸品などが展示されています。
ロシア最古の石造建築である主の昇天教会(ヴォズネセーニエ教会)が世界遺産に登録されています。
主の昇天教会は、モスクワ川沿いの高台にあり、16世紀に建てられたロシア最古の八角尖塔を持つ石像教会です。
ロシア正教会の建物の特徴として、玉ねぎ型の屋根が有名ですが、主の昇天教会は、多角錐状の木造屋根となっています。
まとめ
モスクワ市内をちょっと歩いただけでも、ゴールドやブルーに彩られた玉ねぎ型の屋根の寺院があちこちにあります。
建物の中を自由に見せてくれるところもありますが、撮影ができないところもありますし、また、信者の方が祈りを捧げているときもありますので、静かに観覧するようにしましょう。