ロシアは芸術の都でもあります。バレエやオペラも歴史が深く、世界のトップレベルです。また、サーカスや、美術館など、世界遺産以外にも見どころがたっぷりあります。

モスクワ市内にある、芸術をたっぷり鑑賞できる場所など楽しみどころをご案内します。

ボリショイ劇場(バレエ・オペラ)

モスクワ中心部にあり、赤の広場からも徒歩10分ほどの所に位置しています。

ボリショイ劇場には本館(Historic Stage)と新館(New Stage)があります。

演目によって劇場が異なりますが、クラシックな演目は本館が主となります。

本館はゴールドの装飾が主となる絢爛豪華な内装となっており、歴史も古い建物ですので、できたら、本館で鑑賞したいものです。

演目が新館のみという時期もありますので、しっかり旅行日程に合うかどうかチェックをしておきましょう。

チケットの予約はネットでできますが、この場合パスポート情報が必要となります。

ドレスコードは特に設定されておりませんが、華やかな雰囲気で鑑賞される方が多いですので、日常よりはドレスアップしてゴージャスな雰囲気を味わうのもステキです。

(尚、ボリショイ劇場に限らず、室内の観劇場やレストラン等では、クロークがあり、コートなどの上着は手に持たずにクロークに預けるようになっています。)

本館では、幕の合間に、ワインやシャンパンなどをいただけるバーもあります。幕の合間には、ほとんどの方が席を立ち、フロアでくつろいだりしています。

新館は、本館よりは小さ目で、室内装飾も本館よりはおとなしめとなっています。新館には、バーはありませんでした。

どちらも、生のオーケストラを聞きながらのバレエ鑑賞は素晴らしいものがあります。

モスクワに行ったら、ぜひ、ボリショイ劇場を訪れてみましょう。

ボリショイ劇場前の噴水公園も夜はきれいにライティングされていて、市民がくつろいだりしています。ここから徒歩10分ほどで、赤の広場に行けます。

赤の広場は夜もライティングされていて、隣のグム百貨店のライティング装飾は見事です。観劇のあとの散歩コースとしてぜひ赤の広場まで歩いて、夜の赤の広場も堪能してみてください。

ボリショイ・モスクワ国立サーカス

モスクワのヴェルナーツコヴォ大通りにあるサーカス会場です。

動物を扱った演目や空中ブランコなどの現代的な演目などがあります。会場の前には、サーカスのピエロをかたどった銅像などがあります。

日本でも良く公演が行われているボリショイサーカスですが、こちらのボリショイサーカスというのは、ロシアの大サーカス団の総称となるそうです。

ロシア語でボリショイは大きいという意味で、ロシアのサーカス団のことを指すそうです。

モスクワ・ニクーリン・サーカス

他にも、モスクワ市内には、モスクワ・ニクーリン・サーカスがあります。

ニクーリン・サーカスの前には、車に乗ったユーリー・ニクーリンの銅像があります。

プーシキン美術館

日本でも何度か展覧会が開催されていて人気となっている、ヨーロッパ最大の美術館、プーシキン美術館です。

モスクワ市内にあります。本館と別館があります。

古代エジプトから19世紀初頭フランスまでの各種美術品が所蔵されています。

特にフランスを中心としたゴッホ、ルノアール、モネ、セザンヌ、ドガといった印象派の絵画のコレクションが有名です。印象派の絵画は主に別館にあります。

トレチャコフ美術館

トレチャコフ美術館は、12世紀のイコンなどロシアの美術品を中心に所蔵されています。

クラムスコイやシーシキン、レヴィタンといったロシア美術の中でも印象派の作品が有名です。

今年はトレチャコフ美術館展が日本で行われています。

トレチャコフ美術館の建物は、赤と白の配色でかわいい雰囲気も人気です。

宇宙飛行士記念博物館(モスクワ・コスモミュージアム)

ソ連時代からの宇宙開発の歴史をたどれる博物館です。

最初に宇宙に行ったガガーリンが乗っていた宇宙船の展示もあります。

実物大の宇宙ステーションの展示などがあり、有人宇宙飛行を行っている国だからこその宇宙生活にちなんだ展示などがあります。

宇宙が大好きな人には、かなり見ごたえがあります。

モスクワ川クルーズ

モスクワ川クルーズは、ウクライナ・ホテル(ラディソン・ロイヤル・モスクワ)そばのモスクワ川沿いにチケット売り場、乗り場があります。

チケットはネットでも購入できます。

クルーズ船は、観覧のみのものや、食事しながら観覧できるものなどがあります。

ゆったりと優雅な気分でクルーズを楽しむのであれば、メルセデス・ベンツのクルーズ船がおすすめです。

ゆったりとしたテーブルセッティングで、おいしいお料理をいただきながら、世界遺産のクレムリン全景などを眺めることができます。

ベンツの船なので食器もベンツのロゴ入りでした。

まとめ

ロシアの首都モスクワには、世界トップの芸術が集まっています。世界遺産のみならず、ロシアで育てられ、また集められた芸術の数々をぜひ、味わい尽くしてくださいね。