広重美術館では、江戸時代の浮世絵師である歌川広重の作品を紹介しています。

山形市にあった天童藩と広重との深い交流から、天童藩のために描かれた掛け軸が多数残っており、天童市に広重の浮世絵を紹介する美術館ができました。

広重美術館の見どころについてチェックしましょう。

広重美術館の人気の秘密

広重美術館は、歌川広重の浮世絵のみを紹介している美術館として浮世絵ファンに特に人気な美術館です。

なぜ山形県天童市に数多くの歌川広重((1797~1858)の浮世絵作品が残されていたかというと、江戸時代後期に江戸に詰めていた天童藩士と天童藩医と広重は交遊があったそうです。当時の天童藩は財政が苦しく、交流があった広重に浮世絵の掛け軸の絵をかいてもらい、お礼や借金の代わりとして、渡していたそうです。200~300幅は天童藩のために描いていたといわれています。

そのご縁から、天童市に広重美術館が誕生しました。

歌川広重の有名な「東海道五拾三次」の浮世絵の他、数多くの広重の浮世絵を鑑賞することができます。

海外でも評価の高い、ヒロシゲブルーと呼ばれている青色や藍色の美しさをぜひ見てみましょう。このヒロシゲブルーは、19世紀後半のフランス印象派にも影響を与えたといわれています。

また、浮世絵版画がどのようにして作られていたのか、その工程を知る展示もあります。

また、浮世絵版画がどのようにして作られていたのか、その工程を知る展示もあります。

広重美術館の展示

東海道五拾三次」「名所江戸百景」などの初代の代表作から、4代広重までの各々の作品を鑑賞いただけます。

作品保護のため、毎月テーマを決めて展示を入れ替えています。

広重美術館の入館料

一般 600円

広重美術館の開館時間・休館日

◆開館時間

4月~10月 9:00~18:00

11月~3月 9:00~17:00

(入館は閉館時間の30分前まで)

◆休館日

火曜日(祝祭日の場合は翌日休館)

※毎月末3日間(不定日)展示替えのため休館。

広重美術館ミュージアムショップ

入口付近にあります。

営業時間 

4月~10月 9:00~18:00

11月~3月 9:00~17:00

広重美術館カフェレストラン

ありません

広重美術館 ネットの声

美術館を楽しんでいる方たちの声です。

広重美術館へのアクセス

住所:山形県天童市鎌田本町1丁目2-1

広重美術館の周辺観光

天童市美術館

吉野石膏株式会社から寄託を受けた日本画の上村松園、横山大観、東山魁夷をはじめとする吉野石膏コレクションや、国内外の優れた美術作品を収蔵、企画展示しています。

詳細はこちら

住所:山形県天童市老野森一丁目2番2号

出羽桜美術館

酒造メーカーである出羽桜が運営している美術館です。

三代目仲野清次郎の旧住宅である明治後期の日本家屋の建物に、清次郎が収集した古韓国・新羅・高麗・李朝期の陶磁器と工芸品等を展示しています。

詳細はこちら

住所:山形県天童市一日町1-4-1

天童市将棋資料館

天童市は日本一の将棋の街として知られています。

将棋の駒の作製シェアは95%にも及びます。

将棋の歴史や世界の将棋など、将棋に関する知識を知ることができます。

詳細はこちら

住所: 山形県天童市本町1-1-1

天童温泉

将棋の駒や、ラフランスの産地として、有名な天童市にある温泉です。

山形空港から車で15分、観光地として有名な山寺までも車で15分のところに位置する温泉地です。

山形の主要な観光地へのアクセスが便利です。

詳細はこちら

まとめ

山形市の隣に位置する天童市には、歌川広重の浮世絵の他に、日本画や骨董美術など、美術館賞をする場があります。

また周辺観光地へのアクセスも良く広く観光できますので、ぜひ訪れてみてくださいね。

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