いよいよ新元号「令和」に切り替わる日が近づいてきましたね。せっかくなので、なにかひとつ新しくスタートできるものを取り入れてみたくなってきます。

それに、ちょっと頭が痛いのが、とても長い連休の過ごし方。移動のラッシュは避けたいし、旅行を計画する余裕もないけど、何かイベントっぽくしたい・・・そんなときにおすすめなのが、お家の中の整理です。ちょこちょことした模様替えも兼ねて、備蓄の整備をしてみましょう。

体を動かすのにうってつけのさわやかなこの時期、家族みんなで備蓄を点検して生活の棚卸しをしませんか?目に見えてすっきり片付いて、とても気持ちいいですよ。

【防災備蓄品 管理】無駄のない備蓄は生活の「見える化」から!備蓄リスト作成の3つのポイント

備蓄整備の考え方は、防災のノウハウにヒントをもらうといいでしょう。突然やってくる非常事態をイメージすることで、最低限の必要なものが見えてきます

また、災害を理由に考えると、何をストックするかを判断するときに、家族の合意が得やすいという利点もあります。

そしてもちろん、本当に災害になったとき、備蓄しておいてよかったと思うことは間違いありません!

【防災備蓄品管理】備蓄リストの作成(1)1日の動きから必要なものを出してみる

まず、ざっくりと1日の家族の動きを書き出して、家で使っている機器や、消費しているものを洗い出していきます。平日と休日の2パターンにわかれることが多いと思います。家族だけでなく、ペットのものも忘れずにカウントしましょう。

防災で備蓄整備しておく必要があるとされているのは、3日~1週間分です。津波を伴う大きな地震など、甚大な被害が発生する災害の場合は、物資の流通が1週間くらいは止まってしまうといわれています。まず1日分を考え、それを積み上げて備蓄量を決めていくのがよいでしょう。

【防災備蓄品管理】 備蓄リストの作成(2)使う頻度と、なかったときのダメージを軸に整理する

次に、洗い出したものを、紙に整理していきます。百均でも手に入る模造紙と付箋などを用意して家族みんなでワイワイ意見を出しながらやってみてください。ゲームっぽくなって盛り上がりますよ。

整理する方法は、家族の事情にあわせて自由にやってみてください。ポイントは、買いに行けない状態になった時にどのくらいのダメージを受けるかを基準にすることです。

例えば、次のような横軸と縦軸でマトリクスを作ってみるとよいでしょう。

  • 縦軸:必要とする頻度・・・毎日使うか、使う人が多いかなど
  • 横軸:なかったときのダメージ・・・生命の維持に直結するか、代替がきくかなど


【防災備蓄品管理】 備蓄リストの作成(3)使う人、用途別に表にする

だいたいの整理ができたら、使う人別にリストを作っていきましょう家族全体で管理する備品と、個別に管理する備品とに分けておきます。各リストは、次のような用途別にカテゴリ分けしておくと、後で見やすいです。

  • 食料・水:主食、レトルト品や混ぜるだけでできるもの、調理済の野菜や肉類・フルーツなどの缶詰、瓶詰、インスタントスープ類、おやつ、飲料など。乳幼児のミルクや離乳食、アレルギー対応食品なども忘れずに。
  • 救急・医薬品、衛生用品:持病の薬や風邪薬、胃腸薬、応急用品、ウエットティッシュ、トイレットペーパー、生理用品など。忘れがちですが、トイレ用品は災害時には深刻な状態になりやすいので、簡易トイレもあると安心です。高齢者、妊婦、乳幼児、アレルギーを持つ人など、特別な手当が必要なものはリストアップしておきましょう。
  • 衣料・生活用品:下着やタオルなどの衣類のほか、紙皿・コップなどの調理用品、懐中電灯やバッテリーなどの生活必需品、ペット用品など。停電や断水などの場合でも使えるものをリストアップしましょう。調理以外にも汎用性の高いラップ、ホイル、ペーパー類、カセットコンロは注目グッズです。
  • その他:備蓄ではありませんが、貴重品の整理もついでにしておくと、災害時の持ち出しに便利です。マイナンバーカードや保険証、お薬手帳、免許証、通帳、印鑑、証書など。また、災害時の場合はクレジットカードやATMが使えなくなる場合もあるので、ある程度の現金もあるほうが安心です。

ムリのない備蓄は、場所とチェック方法が決め手!備蓄管理のポイント2点

せっかく作った備品リストも、実際に備蓄して使い回しできないと「絵に描いた餅」になりますよね。スムーズに備蓄を回していくコツは、置く場所としまい方、管理体制とチェック方法にあります。

備蓄管理のポイント(1)置く場所と置き方を決める 【備蓄品 保管場所・備蓄食料 収納】

【備蓄品 保管場所・備蓄食料 収納】備蓄は隠しすぎると置き場所を忘れたり、期限切れに気づきにくくなったりするため、普段から使いながら管理するのがポイントです。

食品など使用期限があるものはいつも目につく引き出しや棚に入れるなど、使いやすくしておき、使って少なくなったら補充する習慣をつけやすくしましょう。

季節のもの、非常時だけ使うものは、押し入れや納戸、クローゼットに、定位置を作って片付けます。キャンプ用品は野外で生活できるように設計されているので、収納の参考にするといいでしょう。

備蓄管理のポイント(2)誰がメンテナンスするかを決める

個別に使うものは自分で補充することが原則です。家族みんなで使うものは担当を決めて、全員で何かの管理をしていくことをおすすめします。品目別に分担してもいいですし、使用期限や状態を確認する人や補充する人など、役割で決めてもよいでしょう。

また、全体のリストも個別のリストも家族全員で共有して、どんなものが必要とされているのかをみんなで把握しておきましょう。いつも目に触れるところにファイルを置いたり、スマホでデータを共有したりして、こまめに更新しておくことも大切です。

なくなる前に補充する逆転の発想でローリングストックしてみよう

先入れ先出しの考え方で、使った分だけ補充する管理方法をローリングストックといいます。合理的なのですが、めったに食べない非常食を使って補充するのは意外と難しいものです。食べやすいものはいつも不足し、あまり食べないものは期限切れになってしまった・・・という失敗談も多く聞きます。

ここは発想を逆転させて、「買ってきた分だけ消費する」という方法も取り入れてみましょう。

普段から、賞味期限や消費期限、有効期限などの「寿命」を定期的に確認するクセをつけておきましょう。期限が近くなったものが出たら、入れ替えのための備品を調達し、期限がきたものを使ってしまう日をつくるのです。冷蔵庫のお掃除メニューを作る日を設けるのと似ているかもしれません。

このように計画をたてて備蓄品を使い回すためにも、リストを作ることをおすすめします。

 

まとめ

以上、家族みんなで生活の棚卸しを無理なく進めるポイントをご紹介しました。

防災の視点での備蓄整備は、きっとみんなが納得できる一歩になると思います。これをきっかけに、お家の中をスッキリさせて新しい生活をスタートさせましょう。

みんなが家庭の運営に参加してつながりを強くすることで、万が一の事態になっても慌てず対応できるようになっていけるよう、うまく活用してみてください!