みなさんは、探しもので困られたこと、ありませんか?
50代ともなると、ちょっとした拍子に気持ちが離れてしまい、うっかりどこかに・・・といった経験が増えて困ってしまいます。
統計によると、平均すると1日10分、一生涯でなんと153日間も探しものに時間をとられているといいます。またイギリスの調査だと、平均で1日9回、年間3285個も探しものをしてとか。
あれがない、これがないというイライラは、想像以上に毎日のストレスになっています。そんな毎日を少し楽にしてくれるのが、スマートタグというグッズです。
ちょっと新しい便利グッズ、スマートタグでできることをご紹介しましょう。
このページにはこんなことが書いてあります
スマートタグは忘れ物防止の電子タグ
スマートタグは、カギや財布などの貴重品にとりつけ、タグとスマートフォンの通信機能を使って見失ったものを探したり、置き忘れを防止したりする電子アイテムです。たとえば次のような機能をもっています。
- GPS位置情報機能:最後に接続したところから紛失場所を探す
- 忘れ物防止機能:タグとスマートフォンが一定の距離はなれると通知がくる
- アイテムファインダー機能:すぐに物が見つからないときに音や光で探す
スマートタグには、ぶらさげて使うキーホルダータイプ、財布に入れて使うカードタイプ、貼り付けて使うシールタイプがあり、それぞれ使える機能や性能もいろいろあります。
スマートタグの便利な使い方
いつも手元に置いておきたい貴重品や、はぐれてしまうとたいへんなペットにつけておくと、とても便利なスマートタグ。早めに使い方に慣れておくと、いざというときにパニックにならず、安心ですよ。
主な使い方のポイントをご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。
忘れ物防止機能は置き引き防止グッズとして活用
離れると通知が来る「忘れ物防止機能」
スマートタグの多くは、タグとスマートフォンをBluetoothでつなぎ、相互通信させておくもので、距離がはなれて接続がとぎれると、スマートフォンのアプリに通知がきたりアラームが鳴ったりしてお知らせしてくれる「忘れ物防止機能」がついています。
例えば、財布にプレート型のタグを挟んでおくと、外出先で財布を置き忘れそうになったときや置き引きに遭ったときに通知がきて、未然に防げたり、早めに対処できたりします。
また、タグ自体からアラーム音が鳴るタイプの場合だと、スマートフォンのほうを置き忘れたときにタグが鳴ることで気づきやすくなります。
attag(あったぐ)
NUTーMINI
受信範囲の広さがポイント
どのくらい離れたら通知されるかは、タグによっていろいろです。あまり距離が短いと、ちょっと離れただけでも通知がきてうるさく感じますが、あまり距離が長いと通知がこない間に被害が出てしまうかもしれません。
このあたりは、Bluetooth接続の相性もありますから、接続のクセをみながら通知の間隔などの設定を変えていくとよいでしょう。
Tile Mate
とっさの探しものなら双方向のファインダー機能
鳴って場所を教えてくれる「ファインダー機能」
でかけようと靴を履いてから「あ、カギがない!」と探し回ったり、人を待たせて急いでいるときに限って財布が見つからないとあわてたり・・・。
定位置にものを置くのが苦手で、しょっちゅう探しものをしている人は、ぜひスマートタグの「アイテムファインダー機能」を使ってみてください。
タグとスマートフォンがBluetoothで接続されているため、スマートフォン上でアプリを操作すると、タグが音や光を出して場所を教えてくれます。
タグのなかには、逆方向から、スマートタグの方を操作してスマートフォンを鳴らすという探し方ができるものもあります。
キュリオ Qrio スマートタグ
音声対応のタグもあり
スマートタグによっては、「アレクサ」や「OKグーグル」「ヘイSiri」などと呼びかけて操作する機能もついていて、手が離せないときや、スマートフォンが手元にないときでも探せるので重宝しますよ。
Tile Pro Black (電池交換版)
スマホが苦手な人はキーファインダーを
スマートフォンをもっていない人や、アプリでの操作が苦手な人は、キーファインダーと呼ばれるものを試してみるのもよいでしょう。
Esky キーファインダー
これは、1台のリモコンにいくつかのタグをセットされてあるもので、スマートフォンと連動させているわけではありません。このため、GPS機能を使って広範囲で探したり、双方向でやりとりしたり、離れたときにアラームがなったりすることはありませんが、とてもシンプルな操作でタグを鳴らして探しものができるためちょっとしたときには便利です。
GPS機能は紛失物やペットを探すときに活躍
落としたことにあとから気づいたら「GPS機能」
スマートタグのGPS機能を使うと、紛失したことに後で気づいたときに落とした場所の目安を調べることができます。
ちょっと注意しないといけないのは、スマートタグそのものにGPS追跡機能はないということです。スマートタグの位置情報機能は、タグとスマートフォンのBluetooth接続の状態を記録している機能を応用しています。このため、スマートフォンがそのタグを最後に検知した場所から、紛失した場所の見当をつけていくのです。
また、同じユーザーがタグの近くにいたり、タグを受信できる共有スポットがそばにあったりすると、タグを感知したことをスマートフォンに通知する機能がついているものも多いので、紛失したと思っている場所からものが移動していても、現在のだいたいの場所を調べることができるしくみになっています。
つまり、スマートタグが普及すればするほど、みつかる確率が高くなるわけです。
今はまだ登場して日が浅い気がするタグですが、年々改良されてきていますので、早めに使い慣れておくと便利ですよ。
MAMORIOシリーズ FUDA
ペットにつけておくと安心
グッズだけでなく、見失ってしまうと大変なのは、ペットも同じ。特にペットは勝手にうろうろしてしまうので、見つけるのがたいへんですよね。
首輪などにGPS機能付きのスマートタグをつけておくと、とびだして迷子になったペットを探しやすくなります。
タグは、ペットの負担にならないよう小さくて軽いものを選ぶとよいでしょう。また、地面すれすれのところにタグがくるため、防水・防じんタイプにしておくと安心です。
MAMORIOシリーズ
Tile シリーズ
その他の便利な機能
スマートタグは、スマートフォンとBluetoothでつながっているため、位置情報だけでなく、カメラアプリのシャッターや、音楽アプリのリモコンとして使うことができるものもあります。
スマートフォンを固定して集合写真をとったりするのに便利ですよ。
充電などのメンテナンスには注意
どんなに便利なものでも、電源が入らないと使えませんから、充電や電池の状態にはご注意を。それから、常にBluetooth接続されているため、スマートフォンのほうもバッテリー消耗が激しくなる可能性があります。スマートタグの充電だけでなく、スマートフォンの充電についてもあわせて対策をとっておくようにしましょう。
スマートタグはこれからも改良が進み、機能が充実していくアイテムです。アプリの更新なども頻繁に行われるはずですので、これはと思うものがみつかったら、こまめにチェックして使い勝手を確かめておくといいですよ。
まとめ
これからもスマートフォンと連動してツカエル電子アイテムは増えていくことでしょう。新しい電子機器を臆せず便利に使いこなしていきたいですね。
新商品についての知識も増やしていき、どんどん使いこなして、楽々生活をしていきましょう!