50代になると、カラダの免疫力も気を付けていかないとどんどん衰えてきます。また、50代の女性が避けては通れない更年期障害があります。

ほてりやのぼせ(ホットフラッシュ)、汗がかきやすくなる、 気分が落ち込みがちになる、イライラする、不安感が強くなる、 よく眠れないなど、個別にさまざまな症状がおこります。

病院に行くまでもないけれど朝から毎日なんとなくすぐれない、気分が上がらないという日が若いころよりは増えてくる人も多いです。

そんな体調の衰えを感じ、更年期と暮らす毎日に、香りのよいさわやかなハーブティーを取り入れてみませんか?

ここでは昔から伝わってきた、免疫力を上げて更年期の症状を和らげるといわれるハーブティーを紹介しています。気になったハーブティーをチェックしてみてくださいね。

ルイボスティー

冷えや肌老化によいとされる「ルイボスティー」。

ノンカフェインで美容にもよいと言われる南アフリカ原産の「ルイボスティー」は、多様な効能のあるお茶として昔から飲まれているそう。

代謝を促進する作用が強く、冷えからくるめぐりの不調に良い効果をもたらしてくれると、女性のあいだで人気を集めています。

またルイボスティーにふくまれるSOD酵素は、シミやシワ、たるみなどといった肌老化の原因となる活性酵素が増えるのを防ぐことができるため、アンチエイジングのお茶として好まれています。

独特な味がするためちょっと苦手に感じる人もいるけれど、ほかのハーブティーをブレンドしたりアレンジして楽しむといいですよ。

セージティー

ほてり(ホットフラッシュ)によとされる「セージティー」。

料理にも使われるセージは「長生きしたければセージを食べろ」ということわざがイギリスにはあるほど頼られているハーブ。

収れん作用の強いタンニンが多く、更年期のもっともポピュラーな症状であるのぼせ(ホットフラッシュ)や寝汗に悩む方にすすめられています。

またホルモンの乱れからくるイライラ、うつうつとしたブルーな気分を解消する作用もあるとされています。口臭、胃の不調も整える作用もあるとされるマルチなハーブです。

ニガ味が強いので黒糖シロップやハチミツなどの甘みを足すと飲みやすくなります。

※セージは長期にわたる飲用はひかえましょう。

サフラワー(紅花)

血行促進によいとされる「サフラワー」。

サフラワーは紅花の花びらを乾燥させたものです。ホルモンバランスを整えるはたらきが期待され、更年期の症状の緩和、血行を促進し冷え性にも良いとされています。

サフラワーの種は食用油の紅花油になります。こちらは種子に含まれるポリフェノール成分は血管年齢を改善する効果があるとされています。

リノール酸は血管内のコレステロールを除くはたらきをしたり、高血圧予防に効果が期待されたりと、更年期対策には欠かせない植物です。

鮮やかな黄色のとてもきれいなティーですが、キク科のアレルギーがある人は注意が必要です。

レモングラス

イライラによいとされる「レモングラス」。

「レモングラス」が持つ「ゲラニオール」という成分には、女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促進するはたらきがあります。

また、更年期障害の予防のはたらき、自律神経を整えイライラや気分が落ちるのを抑えてくれる働きもあると言われています。

またさわやかなレモンの香りは、気分をリフレッシュさせるのにも効果的。香りを嗅ぐことで、うつや睡眠障害、生活習慣病などへの効果も期待されているそうです。

ミントティー

のぼせをすっきりさせてくれるとされり「ミントティー」。

「はっか」は気の流れをすっきりとさせ、イライラを落ち着かせてくれます。

ダラダラと急に出てくる汗やホットフラッシュによるのぼせ・多汗にも効果的です。ミントの香りを楽しむだけでも気分がリフレッシュします。

まとめ

ハーブティーは値段も高いものでもなく、入手もカンタンなので手軽に始められる免疫力アップ・更年期ケアに最適です。

当記事ではハーブを単品で紹介していますが、免疫力アップや更年期障害に対応するハーブを数種類まぜ合わせた免疫力アップ・更年期対策のブレンドティーもあります。

何種類か取りよせて、日替わりでたのしむのも気分転換になっていいかもしれませんね。

ちなみにハーブには体質的に合わないものもありますから、購入の際には入っているハーブについてざっくりと調べてみた方がいいです。

グラスポットやお気に入りのカップをつかったりして、ハーブティを楽しみながらさまざま不調が出やすい更年期を乗りきりましょう。