50代になると骨密度が以前より低くなっていることに気づく方も多いことでしょう。
100歳人生の今、もっとも気を付けないといけないことは、自分の足で歩けるということ!そのためには、骨密度のチェックは大切です。
骨密度が低くても、運動や食事で改善はできます。しっかり骨トレをして、軽やかに動ける体作りをしていきましょう。
このページにはこんなことが書いてあります
50代になると骨量が減るわけは?
女性の骨量のピークは18歳くらいといわれています。そこからしばらくは保つことができるのですが、50歳前後から骨量が減ってきます。
なぜかというと、閉経により、女性ホルモンが減少してくるからです。
女性ホルモンが減少すると、カルシウムを吸収する力が弱くなるそうです。
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが、骨からカルシウムが溶け出すのを抑えるはたらきがあるのですが、閉経を迎えてエストロゲンが少なくなると、急に骨密度が低くなってしまいます。
骨はカルシウムを貯めている
日常の食事や運動でのカルシウム不足が起こると、骨が貯めていたカルシウムが血液の中に流れてしまうので、こんどは骨がスカスカになってしまい、骨粗しょう症になってしまいます。
骨そしょう症にならないためにも、食事でカルシウムをしっかりとったり、運動で骨をじょうぶにしていくようにしましょう。
骨トレをしよう!
筋トレももちろん大切ですが、骨量を増やすための運動も、毎日の運動に取り入れていきましょう。
骨は負荷をかけることで強くなります。
かんたんな骨トレの方法としては、「かかと落とし」があります。
つま先立ちをして、かかとをトントンと床に落とす運動を繰り返すだけです。
いつでも、どこでもできますよね。
かかとはからだ全体の体重をかけやすいので、骨に強く刺激を与えることができます。骨に刺激を与えると、骨の成分であるカルシウムが沈着しやすく骨量を増やすことができるそうです。
そのままジャンプすると、より効果的だそうですよ。
このかんたんな「かかと落とし」の運動を毎日続けるだけで、骨量を増やしていくことができるというのですから、うれしいですよね!
本当に必要な「ゆるスクワット」と「かかと落とし」 骨と筋肉、どっちも大事。ほどよい運動で若返る。 (LADY BIRD 小学館実用シリーズ) [ 中村 幸男 ]
また、「かかと落とし」よりも効果的と今言われているのが、階段をつかった運動です。
階段を下りるだけで、かかと落としの数倍の効果があるといわれています。
1日1分、階段を下るだけ! 美骨トレ [ 坂詰真二 ]
階段がそばにないというかたは、踏み台昇降用のグッズをつかってみましょう。
スリムルームステッパー踏み台昇降 ステップ台
ながら運動で骨トレ
かかと落としも、1段昇降も、テレビを見ながらでもできますよね。
おうち時間が長くなっている今だからこそ、日々の何気ない動きに意識して、ながら運動を取り入れてしっかり骨トレをしていきましょう。
骨活に必要なカルシウムとビタミンD
骨密度を上げるためには、栄養も大切です。カルシウムとともにカルシウムを吸収しやすくするビタミンDをしっかり毎日とるようにしましょう。
最近では、簡単に1日の必要摂取量がとれるヨーグルトなどの機能性食品もいろいろ出ています、魚肉ソーセージなども、1本で600mgのカルシウムがとれます。
簡単に食べられる食品をチェックして、積極的に取り入れていくようにすると、
毎日の献立に困るということもありませんね。
TV体操で体を動かそう
NHKではさまざまな体操番組を放映しています。
まとめ
日々の生活の中で、ちょっと意識を変えるだけで、骨活をしていくことができます。
骨密度を落とさないように、生活の中で忘れずに骨活を取り入れていきましょう!