よく聞くお葬式は友引は避けるといわれていますが、なぜなのか?
実はよく知らなかったりします。
昔から伝わる六曜の意味についても、50代女性であれば、すんなり説明したいところですよね。
そのような六曜についての意味を調べてみました。
このページにはこんなことが書いてあります
六曜って何のこと?
六曜とは、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口のことをいいます。
カレンダーの日付の下あたりに記載されているものもありますよね。
子供のころに、家にあった日めくりカレンダーを思い浮かべる人も多いかなと思います。
この六曜とは、起源は中国といわれています。
六曜が日本に伝わったのは、14世紀の鎌倉時代と言われていて、江戸時代には、その日の運勢にあたる事項として庶民に定着してきたそうです。
仏滅などの言葉を聞くと仏教と関連がある意味なのかと思われがちですが、まったく仏教とは関係がなく、日本古来からの宗教である神教とも関連がありません。
陰陽五行説、干支に基づいた当時の占いみたいなものだそうです。
江戸時代後期から、広く庶民に広がっていったそうです。あまりに庶民が信じたため、幕府がむやみに信じないようにというお触れを出したり、明治時代には、暦に記載しないようにされたりということもあったようです。
そのようなことがずっと日本では伝わり、何か事を始めたりするときは、六曜を調べて、仕事を始めたり、行事を執り行ったりしていたということです。
なので、今でも、慶事は大安の日にと言われたりするのですね。
六曜の意味はどんな意味があるの?
先勝
先んずれば即ち勝つの意味があり、早く物事を済ませてしまうが良い日とされています。
尚午前中に事を済ますのが吉で、午後は凶ということです。
急用を済ませる日や争いごとの処理などに吉と言われています。
商談を決めたい時などにも、縁起担ぎで先勝の日を選んだりもします。
友引
勝ち負けが決まらない中途半端な日(良くも悪くもない日)といわれています。
朝晩は吉とされて、昼は凶と言われています。
先負
先んずれば負けるという意味があり、急用も争いごとも、この日にはすべきではないとされています。
午前は凶、午後は吉と言われています。
仏滅
この日は六曜の中では大凶日と言われています。
何をするにもよくない日となります。
大安
六曜の中では、何事を行うにも、最も良き日と言われています。
大いに安しという意味だそうです。大安吉日とよく言われますね。
結婚の儀や開店などの慶事、祭り事などに最適な日とされています。
赤口
正午の前後を除いては凶と言われています。
午前11時ころから午後1時ころ(午の刻)までは吉で、それ以外は凶となります。
赤という字がつくので、火の元に気を付ける日とされています。
また、血の色を意味し、刃物に気を付ける、つまり事故などには十分に気を付けるようにと言われています。
暦の六曜の並び方は?
暦の中では、六曜はどのような並び方になるのでしょうか?
先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口→先勝 という繰り返しで進んでいきますが、その月によって、一日の六曜が、前月の末日の次の順番通りにはなりません。
実は旧暦の各月朔日(ついたち)の六曜が決まっているのです。
旧暦一月朔日・・・先勝
旧暦二月朔日・・・友引
旧暦三月朔日・・・先負
旧暦四月朔日・・・仏滅
旧暦五月朔日・・・大安
旧暦六月朔日・・・赤口
旧暦七月朔日・・・先勝
旧暦八月朔日・・・友引
旧暦九月朔日・・・先負
旧暦十月朔日・・・仏滅
旧暦十一月朔日・・・大安
旧暦十二月朔日・・・赤口
と定まっています。その各月朔日の六曜からまた順に進んでいきます。
これがわかっていると、自分が物事を行う日の六曜は何になるのか、その日が旧暦の何日に当たるかがわかると、調べやすくなりますね。
すぐに当日の六曜を計算してくれるサイトもありますから、利用してみましょう。
六曜の縁起が良い順とは?
六曜を縁起が良い順番に並べてみると、
最高 大安→先勝→友引→先負→赤口→仏滅 最悪
の順番となります。
何か事を始めるときは、できるだけ縁起が良い日を選びたいですね。
なぜお葬式は友引は避けるの?
友引そのものには意味がなく、友を引くという漢字の意味から、亡くなった人が周りの友人もあの世に連れて行ってしまうと伝わっていました。
そのようなことから、お葬式は、友引を避けるようになったといわれています。そのような言い伝えがずっと伝わり、火葬場も友引は休むところが多いです。
友引きにお葬式をやってはいけないということはないのですが、昔からの慣例となっているので、特にご高齢の方は、友引きにお葬式を行うのには抵抗があると思われます。
なぜ結婚式は大安がいいといわれるの?
大安は万事に良い日と言われています。
何をするにも最良の日ということで、人生のスタートを切るには最高の日として、大安が選ばれることが多いです。
なぜ仏滅は避けられるの?
やはり、六曜では最凶の日と言われているため、縁起を担いで、慶事は避ける場合が多いです。
お葬式に関しては故人の冥福を祈る儀式で、新しいことを始めるわけではないので、仏滅でのお葬式に関しては気にする必要はありません。
六曜にこだわる必要はあるの?
昔から日本の庶民に伝わってきたというだけで、科学的な根拠があるというわけではありません。一つの迷信ということもあり、最近では、カレンダーにも記載されなくなってきました。
そのようなことから、若い人たちの中では、六曜の先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の言葉も意味も知らない人が増えています。
特にこだわることはないのですが、昔から何かしら行動するときは、六曜の縁起を担いで行事を決めるということが日本では行われてきました。
そのようなことから、やはり縁起を担いで行事を決める人もまだまだ多いようです。
まとめ
六曜にこだわるかどうかは、人それぞれですが、歴史が深い中国ではそのようなことは特に重用されているようです。
日本でも、良き日を重んじて、事を進めてきたという歴史を考えると、六曜の意味にも少し心を寄せて、物事を決めてみてもいいかもしれませんね。