あたたかい場所から寒い場所へ移動したとき急におこる「ヒートショック」。

高齢者を中心に年間1万7千人**もの人が命を落としている健康障害で、その数は交通事故で亡くなる数をうわまっています。しかも病気を抱えている人だけでなく、だれにでも突然あらわれる突発性のある障害です。**2011年調べ

室内での気温の寒暖差がはげしくなる冬場に多く、とくに冷え切ったお風呂場の脱衣所からお風呂に入ったときにおこる例が頻発しています。

もしあなたの自宅の脱衣所が冬場にすごく寒くなる作りなら、ヒートショック対策の家電を取り入れ、脱衣所の室温を上げておき、お風呂場の寒暖差をなるべく無くすようにしておきましょう。

このページでは通販で人気の高いヒートショック対策の家電を紹介しています。気になった家電をチェックしてみてくださいね。

ヒートショック対策のあったか家電5パターン!

遠赤外線カーボンヒーター

スイッチを入れると瞬時に暖かくなるのがカーボンヒーターのいいところ。脱衣所でも入ってすぐあったかくできます。

[YAMAZEN] 遠赤外線カーボンヒーター(900W/450W 2段階切替)

スチールボディで反射効果が高く、2本のヒーターで一気に空気を暖めます。寒い時は2本、温度が高くなったら1本点けて温度調整も可能。冷えがちな足元をポンポイントであたためるのににぴったりです。

操作はダイヤルを回すだけ。シンプルだから子供でも高齢の方でもカンタンにつかえますよ。

首ふり機能つきだから1か所に当あたり過ぎることがなく、やけど防止になります。重さはたった3kg。持ち運べてベンリ。

■ 電気代目安(1時間あたり):900W時=約24円、450W時=約12円(1kW/h当り27円として計算)

オイルヒーター

オイルヒーターは温風を出さずに部屋を暖めるから部屋の空気はキレイなまま。乾燥も気になりません。

DeLonghi(デロンギ)オイルヒーター ミニL字型フィン5枚 【1~3畳用】

また表面の温度が高くなりすぎないから安全。一しゅん瞬ふれただけではヤケドの心配もなく、火事にもならない。

「オイル」という名前ですが、石油を入れることはありません。中に入っているオイルが温まって熱を伝える仕組みです。

異常過熱(約80度以上)したときに作動すると安全プラグが発動し、ヒーターの電源が切れる安全設計となっています。

デロンギの家電は何といってもおしゃれ♪値段は少し高めだけど、しっかりとした設定とインテリアに自然と溶け込むスタイリッシュさで人気です。

壁掛けファンヒーター

ヒートショック対策にさいきん増えている壁掛け型のファンヒーター。
設置が必要ですが、床の場所をとらないので狭い家では特に人気。

TOTO 洗面所用暖房器 涼風機能付き TYR340S ホワイト

こちらのTOTOの壁掛けファンヒーターは値段は高めだけど、機能が充実。夏は涼しく、冬はあたたか。

冬場の洗面所(脱衣所)の寒さを解消し、お着換えの時も温風で快適。約一坪に対応。夏は送風機能で扇風機代わりに出来ます。※エアコンとはちがうので冷房はでません。

送風はドライヤーとしてもつかえるスグレモノ。風は髪のまとまりをよくするマイナスイオンが吹きだします。両手を使いながら髪を乾かせるのでシャンプーのあとに髪を乾かすのもカンタンに。手のあがらない50肩にはとくに便利ですね。

一年中使えるのでコスパ的にはいいかも。 

床置きファンヒーター

セラミックヒーターはカーボンヒーターよりは直接熱を受けず、温風で部屋を暖めるヒーター。ほんわかあったかい風はホッとするぬくもりです。

山善(YAMAZEN)セラミックヒーターDF-J121

スイッチを入れれば数秒で温風がでるスピード立ち上げ。すごく寒い日には特にうれしいですね。

お部屋の空気を汚さず暖める吸気フィルター付きなので、空気を汚さず暖房できます。

手動で吹出し口の上下調節ができるから、足もとに当てたり変えられて便利。

操作はダイヤルを回すだけ。シンプルなので子供や年配の方でもつかえます。

パネルヒーター

じんわりと温めてくれるパネルヒーターはファンがないのでホコリを巻き散らすことがないので、お部屋がほこりっぽくなりません。

アルミパネルヒーター イコロ

 

アルミパネルヒーター「イコロ」は、炭素繊維ヒーターを中に入れた湾曲アルミパネルを向かい合わせにし、煙突効果を効率的に作り出すことで、少ない電力で自然対流と輻射熱を生み出します。だからやんわりとクリーンな暖かさを作り出します。

また、ファンがないため、ホコリを巻き散らすこともなく、夜中の使用でも静かです。

消費電力は、1時間当たり120W使用時で約3.2円、180W使用時約4.9円。ヒートショック対策としてトイレや脱衣所、キッチンなどでつけっぱなしにしていてもお財布にやさしいつくりです。

暖房として使うほか、窓下のすきま風対策、足元暖房、そして押し入れにも置けるため除湿やカビ対策にも効果的です。

ヒートショックについて

ヒートショックって言葉は知っているけど、具体的な理由や対策がいまひとつ分からない方もいらしゃるでしょう。

「ヒートショック」とは?

ヒートショックとは、暖かいところから寒いところへ移動したときに起こる健康障害です。外気の急激な温度変化により血圧が大きく変化することが原因と言われています。

心筋梗塞や不整脈、立ちくらみ、めまい、失神、脳梗塞が引き起こり、転倒して頭を打つなどのけが、湯船でおぼれるなど、命に係わるさまざまな危険性が危惧されます。

ヒートショックが起こる原因には次のようなシチュエーションがあります。

■あったまっている部屋から冷え切った脱衣所に行く
(寒さで血管が収縮→血圧上昇)
■熱いお湯に長くつかる
■お風呂から上がってすぐ寒い脱衣所へ戻る

 こうした行動は、「寒さで血管収縮し→血圧上昇」「血管収縮が加速→さらに血圧上昇」など血圧がはげしく上下し引き起こされます。

ヒートショックを防ぐには?

ヒートショックは寒暖の差でおこるので、冬は脱衣所やトイレなどの室温を温めておくことで予防することができます。

■服を脱ぐ部屋にストーブやヒーターを置いておく
スイッチひとつで暖かくなる暖房家電をおいておき、着替える前に部屋をあたためる

■浴室をお湯であたためておく
温湯のシャワーを浴室内に掛けまわしあたためておく

■お湯は41℃以下に設定しておく
冬の熱いお風呂は気持ちいいですが、予防のためにもお湯の温度を41℃以下に設定しておく

■外が冷える前にお風呂に入る
おてんとうさまが沈むと気温が突然下がります。冬のあいだだけでも4時5時くらいに入るようにする

また、大切なこととして
■家に一人の時はお風呂に入らない(入らせない)
■お風呂に入るときは家族に一声かけておく

などを実践しましょう。

まとめ

50代ともなれば、親はリスクの高い70代から80代の高齢者となります。

お互い声を掛け合い、ヒートショックにならないよう、もしくはヒートショックが起こって手遅れにならないような体制を作っておくようにしたいものです。

しっかり対策して未然に防ぎましょう!