2019年は「副業元年」といわれています。あなたは、副業していますか?

実はこの4月から、働き方改革の関連法案が少しずつ施行されています。今は大企業が中心ですが、順次、さまざまな企業に適応され、残業時間が短縮されたり、お休みが取りやすくなったりします。また、これから正社員に副業を認める職場も増えてくるでしょう。

本業を支える「副業」だけでなく、自分の可能性を広げるため、パラレルに仕事する「複業」を目指す人も増えてきています。新しい時代の生き方として、もうひとつの仕事をもつことが、重要になりつつあるのです。

副業の世界は、まだしっかりとしたノウハウができていないのが現状ですが、これから副業を考える人へ選択肢のひとつとしておすすめなのが、ネット上で仕事をする「クラウドソーシング」です。

実際にWEBライターとして挑戦してみた体験をもとに、クラウドソーシングのメリットや、失敗しないポイントをご紹介します。

クラウドソーシングは巨大なスキルのマーケット

クラウドソーシングは、ひとことで言うと、ネット上でスキルを受発注するマーケットです。

普段の仕事や趣味で続けていることの延長線上で、好きな時間、好きな作業をすることができます。また逆に、自分に足りない作業を外注することもできます。

自分の場合は、文字を打つのに慣れていたため、クラウドソーシングの中でも日本最大級で、10年以上の運営実績があるLancersに登録しました。

Lancersでは、ブログや書籍・雑誌のゴーストライターから、小さな小ネタ記事、文字起こし、ロゴなどのデザイン、データ入力など、さまざまな仕事の依頼が毎日更新されています。

はじめの頃は、しくみがよくわからず、どうやって仕事をとったらよいのかと、戸惑うこともありましたが、2ヵ月ほどで収入にも手応えを感じ、どんどん新しい世界が広がっていくのを感じました。

クラウドソーシングは対等な関係でスキルを対価にできる【メリット3選】

クラウドソーシングの最大の特長は、ネットの性質をうまく活用することで、見た目でふるいにかけられることなく、実力本位で勝負できるところだと思います。

クラウドソーシングは実績重視。年齢はむしろ武器になる

クラウドソーシングに出会う前、リアルで仕事探しをしていたときは、50代であることと女性であることで、かなり厳しい求人状態でした。

でも、クラウドソーシングは、細々とした作業の募集も多く、何かしらやれるものがあります。プロフィールに掲載する内容も、自分で考えて盛り込むことができます。過去の職務経験だけでなく、得意なこと、好きなことといったジャンルでのアピールもできます。書き溜めた作品を貼り付けることも可能です。

また、年齢についても、履歴書のように硬くせず「この道○年」という形で表現することで、むしろ年季が入っていることを強調できます。

ネット上は、若い人が多く登録しているため、キャリアを積んだ50代は貴重な存在ともいえるのです。

クラウドソーシングは匿名で勝負できる

クラウドソーシングでは、ニックネームで活動できます。Lancersでは、信頼度を上げるため、本名登録を推奨してはいますが、あくまで実績重視なので、ニックネームでも、受注した仕事の評価が高ければ、どんどんランクが上がっていきます。

副業の場合、名前を出せない人も多くいるはず。匿名で仕事を確保できる場を提供されていることは、重要なポイントだと思います。

クラウドソーシングの運営が支払いを保証してくれる

ネット上で匿名の仕事となると、支払いがきちんとされるかどうかは、とても心配ですよね。クラウドソーシングのサービスは、手数料をとる代わりに、支払いを保証してくれるしくみとなっているため、個人で仕事を受けるときの金銭リスクを回避することができます。

Lancersの場合、仕事の依頼が来て、承諾すると、仮払いの段階となり、作業を進めることになります。つまり、発注者からLancersの運営へ先に支払われ、預かっておいてくれるのです。仕事が終わってデータを送り、発注者からOKが出た段階で完了手続きをとると、本支払いになります。

このしくみがあるので、仕事を受けた側も確実に報酬を得ることができますし、発注した側も、確実に仕事を納入してもらうことができるわけです。

クラウドソーシングはセルフマネジメントが肝心【失敗しないコツ4選】

どんな副業もそうですが、空いた時間に仕事をこなすのですから、現実には、「思ったほど仕事がとれない」「続けていくのが難しい」という人も多いです。

特にクラウドソーシングは、いつも気軽にアクセスしているネットをベースとするため、オンとオフの区別をつけるのが難しくなります。「情報収集のつもりがつい脱線してだらだらとしちゃった」といった声もよく聞きます。

クラウドソーシングで副業を成功させるために、普段から心がけるとよいポイントをご紹介します。

はじめは小さな仕事から。全力で気持ちを注いだら次につながる

Lancersではタスクと呼ばれる仕事のジャンルがあります。これは、早い者勝ちで誰でも作業ができます。当然、金額は小さいですが、たとえ50円の案件でも、受注件数が「1」としてカウントされるのでお得です。登録したばかりのころは、せっせとタスクをこなして、実績数を増やすことをおすすめします。

もちろん、タスクといえども、要件をクリアしていない納品は、承認されず、はじかれます。タスクは、スピード重視で一定の品質を確保する練習台としても最適です。

ここで、次につなげていくポイントがひとつ。それは、タスクでも気を抜かないことです。報酬金額が小さいので手を抜きたくなるのですが、ここを丁寧にこなしていくと、小さなドリルを繰り返し練習しているようなもので、文章もこなれてきます。たとえ数十円でも、練習でお金が入ると思うと、お得ですよね。

それともうひとつ、ライターの仕事ぶりは、書き表した成果にきっちりと現れます。実話ですが、5円のタスクが縁となって長期の直接取引をゲットした人がいます。実力本位の世界だからこそ、見えない相手ですが、仕事ぶりは本質を見られているのだと覚えておきましょう。

時間の管理は厳しいくらいで。自分の能力を客観視しておこう

クラウドソーシングでは、一人で仕事を管理していくためのセルフマネジメントの能力を育てていく必要があります。最も重要なのは、時間の管理だと思います。

1日の動き、1週間の動きをイメージし、平日と休日のそれぞれについて、どのくらいの時間をライターとして過ごすのか、およその目安をつけておきましょう。

その上で、自分が時間あたりにどのくらいのライティングができるか、だいたいで良いですから、書ける(打ち込める)文字数を把握しておきましょう。得意な分野と調べ物に時間がかかる分野とに分けて、客観的に自分の目安を出しておくといいです。

使える時間と書ける能力を客観的に把握できれば、受注の時にムリのない納期管理ができるようになり、信頼もあがってきますし、自信もついてきます。

快適な作業場所を確保しよう

もうひとつ、クラウドソーシングを続けていくのに重要なのが、環境の確保です。

ネットに繋がったノートパソコンがあればどこでも仕事ができるため、どんな環境でも良いのですが、だからこそ、気が散らず快適にライティングできる場所の確保をおすすめします。

本業の職場でライティングができる人はそういないでしょうから、自宅の中に用意することになるかと思いますが、基本的にくつろぐことを目的とした部屋だと仕事の気分になりづらいという人も多いです。

本や資料などを置くスペースを「ライティングコーナー」にして、その中に入ったら書くモードになるようにするなど、気分を切り替えることが肝心です。

また、職場や自宅の近くのコワーキングスペースを探して、利用するのもおすすめです。周りがみな仕事したり勉強したりしているので、つられて作業するうちに、家より仕事がはかどるとか、少々騒がしいくらいのほうが集中できるとか、あえて外で仕事するという人も多くいます。

まわりに宣言して仲間を増やそう

最後に、クラウドソーシングを楽しく続けていくために整えておくとよいのが、周りの人たちの理解です。家族はもちろんですが、友人などの仲間にも状況を伝えておけると心強いです。

職場に隠れてこっそり副業するのは、だんだんつらくなってきやすいのでおすすめしません。でも、そこまでいかなくても、「別に知られてもいいんだけど積極的に知らせるのはちょっと・・・」という方も多いでしょうね。

周辺の人達といっても、毎日リアルに顔を合わせる人に宣言しろ、とは言いません。ただ、何かあったときに状況を理解しあえる仲間は、やはりほしいところです。

SNSなどのネット上でいいので、クラウドソーシングでライターをはじめたことを宣言してみてください。一緒に始める仲間をつくるのがベストですが、そこまでムリでも、見守ってもらえて、なにかあったら愚痴が言えるような関係があると安心です。

顔がみえず、実力勝負のネットだからこそ、安心してつながっていられる仲間をもつことは、とても重要なのです。

まとめ

誰でも同じ条件でスタートできるクラウドソーシングは、早くに始め、続けている人へ、仕事が流れていきます。ライティングだけでなく、さまざまな得意を活かせる場が広がっています。

クラウドソーシングの世界だけで生きていくのはたいへんかもしれませんが、程よく自分の世界を切り拓いていけるので、本業の仕事にプラスアルファしたい副業さんにも、いろいろな活動をパラレルにやりたい複業さんにも、おすすめのフィールドです。

あなたもぜひ、挑戦してみてください。