人生100歳時代です。現代では、90代になっても元気なお年寄りが増えています。私たちも、いつまでも自分の足でしっかり歩いていたいですよね。

そのためには、フットケア・足裏ケアが欠かせません。

足の裏は靴を履いてしまうと見えないため、実は、ついついケアを怠ってしまう部分となっている方が多いのではないでしょうか。

しかし、足裏に問題があったら、歩けなくなってしまいます。自分の足をしっかりチェックしてみましょう。

足裏ケアをしっかりして、100歳まで自分の足でしっかり歩けるようになりましょう!

足の親指は地面についていますか?

50代女性は、おしゃれなハイヒールを若いころ履いていた方が多いかなと思います。つま先が細いハイヒールを長い間履いていると、足の親指が人差し指のほうに曲がってしまう外反母趾になってしまう方が多いですね。

それほどひどくはなくても、外反母趾気味の親指の人が、かなりいらっしゃいます。 親指が人差し指のほうに幾分曲がっているのですね。このように、親指の骨の形が曲がってしまうと、親指全体に力がかかりません。

実際に計測してみると、足の親指が、ちゃんと地面についていない(浮き指)人が8割もいるそうです。

浮指になると体の重心も後ろにずれていき、バランスを保つために、頭が前に出て、姿勢が猫背になったりします。浮指は、体のバランスが崩れていき、歩き方がおかしくなり、ひざ痛や腰痛を引き起こす原因にもなるといわれています。

外反母趾じゃないし足の親指がちゃんとついているつもりという方も、自分の足裏をじっくりと観察してみましょう。足の裏の外側の皮が厚くなっている方は、歩くときに、足の外側に力がかかっているという証拠です。足の親指に力が入っていないからですね。

足の親指が地面につくことを意識して歩いてみましょう。

足裏全体にまんべんなく力が平均して入っているのか確かめてみましょう。

自分の歩き方のバランスが悪いことに気が付いたら、修正していきましょう。

足指のストレッチをしましょう

足の五本の指はしっかり開きますか?

足の指でぐーちょきぱーはできますか。

足の指がしっかり横に開き、できるだけ自由に動くことが望ましいです。

意識的に足の指を広げたり、足の指でタオルとつかんでみたりと、足指を動かす運動を心がけるようにしましょう。

足の指と手の指をしっかり組んで、上下にゆっくりとストレッチしてみましょう。毎日続けていくと、浮き指もかなり解消されるそうですよ。

また、足指と足裏をしっかりストレッチする体操を毎日続けていくと、つまづきからくる転倒も防げるようになります。

年齢を重ねていくと、つま先があがらなかったり、つま先が固くなっていたりして、ほんのわずかの段差につまづいて転んでしまって、大事故につながってしまうこともあります。家の中で、じゅうたん1枚の厚さにつまづいて転んでしまって、大腿骨骨折をして寝たきりになるという例が、実は、かなりの件数であるのですね。

50代のうちから、しっかりと足指のストレッチをする習慣をつけていきましょう!

五本指の靴下も最近は多く売られるようになってきました。五本指の靴下をはくことで、自然に個々の指を刺激して、意識的に指が1本1本動くようにもなります。

フットリフレクソロジーを受けてみましょう

フットリフレクソロジーとは、足裏を刺激することで体の不調を整えることをいいます。

足裏は第二の心臓と言われるほど、身体の各部分のつながるツボが集まっています。

反射区といって、内臓につながるツボが密集しているのが足の裏です。

経験を積んだフットリフレクソロジストは、足裏の反射区に触れて、どの器官が不調なのかをつかむことができます。

また、足の骨の形をチェックして、足裏の状態を教えてくれたり、足裏のケアの方法も学べます。時には、足裏の状態から、身体の不調の原因がどこから来ているのかについてもアドバイスをもらえたりします。

足裏のケアの方法を教えてもらったら、自分で毎日ケアをしていきましょう。

足裏を健康に保てるかどうかで、90代までもしっかり歩ける身体が創れるかどうかが決まります。

筋肉を鍛える前に、足裏ケアが必須です。

足指の骨の状態で巻き爪になりやすい

足の親指が地面につかない状態で歩いていると(浮き指)、爪が外側に伸びていったり、巻き爪になっていったりと爪の変形が起こりやすくなるそうです。

巻き爪になってしまったら、爪の切り方などを間違えてしまうと、より深い症状を引き起こしてしまいますので、早いうちに皮膚科に相談してみましょう。正しいケアの方法を教えてくれます。

また、巻き爪を直すための装具などもありますので、使用してみるといいでしょう。

巻き爪がひどくなると、靴も履けなくなりますし、長時間歩けなくなります。

ひどい状態にならないうちに、しっかりと治療しましょう。

シューズフィッティングをしてもらいましょう

しっかりシューズフィッティングをしてもらってから、靴を買いましょう。

シューフィッターのいる靴販売店で、正しい足のサイズを計測してもらいましょう。自分が思っているサイズより実は小さいサイズの靴が足に合っていたりということもあります。

足に合わない靴を履いていると、足指の骨が曲がってしまいます。また、それによって、爪の形も変形してしまうことも多いようです。

靴を履いてみて、足の5本の指が自由に動くかどうかを確認しましょう。

また、歩いてみて、かかとがしっかりフィットしているか、浮いてこないかもチェックしましょう。かかとが浮いてしまうと、足が前に滑り、足指が詰まってきます。

足が痛いからといって、ゆったりとした軽い靴ばかり履いていると、かえってひざや腰への負担が大きくなり、足腰を痛めることにもなってしまいます。

今ある靴がお気に入りで手放したくないという方は、自分の足に合ったインソールを入れるだけでもかなり違ってきます。足に良いインソールは、靴メーカーでいろいろ開発されていますから、自分の足に合ったインソールを探してみましょう。

まとめ

入浴後などに自分の足裏に触れる習慣をつけてみましょう。

足の裏の皮が偏って堅くなっている部分があると、身体のバランスが崩れているかもしれません。足裏をマッサージしてみて、堅い部分があると、体調が悪くなっているかもしれません。足の爪や足裏をケアしていると、自分の身体の不調に早く気付けたりもします。

しっかり足裏ケアをして、いつまでも自分の足で行きたいところへ出かけて楽しみましょう!