日常の中ではおよそいつも同じ動きをしていて、知らず知らずのうちに偏った筋肉だけが使われていて、だんだん使われていない筋肉が固くなって、姿勢も偏ってきたりしていきます。

忙しい50代女性ですが、ちょっとした合間に1分でも運動をするだけで、身体の調子が整ってきます。

調理をしながら台所で~歯磨きしながら洗面所で~テレビを見ながらCMの間に~など、ながら体操をちょっと毎日のルーティンに入れちゃいましょう。

どこにいてもいつでもできる簡単な8個の体操をまずは生活の中に取り入れてみましょう。

かかと落とし体操

かかとを上げたりおろしたりを繰り返すだけの体操です。

からだ全体の骨量を増やしてくれます。

テレビを見ながら、台所でお鍋を見ながら、ちょっとした合間にかかとをトントンと落とす動作を繰り返してやってみましょう。

お腹へこまし体操

背骨の骨量を増やしていくと、背中が曲がりにくくなり、姿勢もまっすぐになっていきます。

まっすぐ立って、息を止めずに30秒間お腹をへこますという動作を1日5回やるとだんだん背骨に骨量が増えていきます。

5回続けてやらなくても、1日にうちに気づいたときにやるくらいで、1日5回を目指しましょう。

両足バタバタ体操

座ったまま膝を閉じたり離したりと両足をバタバタさせるだけで股関節を柔らかくしてくれます。

他に、膝をつけたまま足を上下に上げたり下げたりさせます。

テレビを見ながら、コマーシャルの間にちょっと膝を動かして体操をしてみましょう。  

肩回し体操

五十肩予防には肩を回して肩甲骨を柔らかくしておきましょう。

洋服の袖の頭あたりをつまんで、肩を前回し、後ろ回しと繰り返しゆっくり回してみましょう。

どこにいても、ちょっと気が付いたときに肩回しができますね。  

天井見る体操

両手を組んでひっくり返してゆっくりと頭の上に伸ばしてみましょう。

その時は顔も天井を向いて天井を見るようにしましょう。

重力によって縮んだ身体全体を伸ばしてくれます。姿勢もよくなります。

30分に1回は立つ体操

日本人は一日の中で、世界の中で最も座っている時間が長いといわれています。

座っている時間が長いと血行も悪くなり、寿命も短くなるといわれています。

座りっぱなしで長い間作業をしている人は、30分に1回は立つようにしましょう。その場で立って足踏みしたり、トイレにいったりと、身体をまっすぐにして少し動かしてみましょう。

体操を毎日のルーティンにしましょう

朝起きたとき、寝る前に、天井見る体操をする。

台所に立ったら、かかと落とし体操やお腹へこまし体操をする。

テレビを見ているときは、肩回し体操や、両足バタバタ体操、30分に1回は立つ体操をする。

と決めてしまえば、1日のうち6つの体操は必ずできます。

ちょっとした決まりを自分に作っておけば、すき間時間でながら体操ができちゃいます。簡単にできる体操を自分の身体の調子に合わせて、続けてみましょう。

それが、当たり前になったら、他のストレッチをじっくり続けてみる、ヨガを続けてみるなど、身体を動かすと気持ちがよく体調が整うという実感がより伴ってきます。

そうなるとしめたものです。

なんか身体の調子がいまいちだなと思ったときに、そういえば、最近体操をしていないなと気づくかもしれません。

自分にあった簡単な体操を毎日しっかり続けて、身体の不調を吹き飛ばしていきましょう。

笑顔ストレッチ

心の不調は笑顔ストレッチで吹き飛ばしてしまいましょう。

笑うことは、身体の調子を良くしてくれるということが医学的にも証明されています。

これは、作り笑いでも、効果があるということです。

ラフターヨガ(笑いヨガ)という声に出して笑うというヨガもあるくらいです。

鏡を見て口角を上げて笑顔を作りましょう。

口角を上げるストレッチは、大頬骨筋の衰えを予防してくれます。すてきな柔らかい表情の笑顔を作るトレーニングにもなりますよ。

目も笑う表情を作りましょう

目の周りにある眼輪筋を鍛えましょう。

上まぶたに指を添えて軽く押さえます。太陽の眩しさの中で目を細めるような感じで、下まぶたを上げたり下げたりする動作を繰り返してみましょう。

したまぶたの筋肉が鍛えられると笑顔がステキになり、また、しょぼついてきた目がすっきりと大きく開くようにもなってきます。

まとめ

簡単な体操を毎日続けるだけでも、身体はしっかり応えてくれます。

簡単なストレッチをぜひ続けていきましょう。

身体を動かす心地よさ、調子が良くなる感覚を感じていきましょう。