ロシアの中でも世界遺産が多いモスクワ、世界中から観光客が訪れています。
モスクワ市内を歩く前に、モスクワについて、どんな都市か、情報を入れてから歩くと歩きやすいですね。モスクワ市内の交通事情などについてお伝えします。
このページにはこんなことが書いてあります
モスクワ市内はセキュリティーチェックが厳しい
モスクワでは近年テロがあったこともあり、セキュリティーチェックがいたるところで行われています。
地下鉄に乗る時も、セキュリティーゲートを通らなければいけません。
また、クレムリン脇にある、有名なグム百貨店に入る時も、セキュリティゲートを通らなければいけませんでした。

クレムリンなどの世界遺産の建物に入る時も、飛行機に乗る時と同様なセキュリティーチェックがありますので、荷物に余計な金物などは入れておかないようにしましょう。
また、旅行者は、パスポートの携帯が必須です。外出するときは、忘れないようにしましょう。(クレムリンの武器庫の入場の時は、予約でしたが、代表者のパスポートの提示を求められました)
モスクワの地下鉄・バス・路面電車
モスクワの地下鉄は、かなり地下深くにあります。
エスカレーターで降りる距離がけっこうあるので、ちょっと怖いくらいに感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
モスクワの地下鉄は、核戦争に備えた防空壕としての機能も備えられているといわれています。
モスクワの地下鉄は駅ごとの装飾がそれぞれ異なっていて、それがひとつの観光名所ともなっています。あちこち、見比べてみると楽しいですよ!

乗車券は券売機で購入するところと、券売機がなく窓口だけのところもありました。駅構内に入る時は、乗車券をタッチさせます。乗車券は定額で、乗り換えてどこまで乗ってもOKなのがうれしいですね。
チェックは乗車する時だけで、下車して駅から出るときはありません。なので、みなさん、駅構内に入ってしまうと、乗車券をゴミ箱に捨てていました。
電車は新しい車両には、携帯が充電できるコンセントがついていて便利でした。
バスも定額制となっていて距離に関係なく同額なのは使いやすいですね。
モスクワでは路面電車(トラム)も走っていて放射状に伸びる地下鉄の周辺部をカバーしています。また、日本ではほとんど見られないトロリーバスも走っています。
ロシアは英語が通じるの?
残念ながら、首都モスクワでも、英語がしっかり通じるとはいいがたいところがあります。
有名なカフェ・プーシキンでは、英語でのコミュニケーションに困ることはありませんでしたが、市内のレストランでは、ほとんどがロシア語オンリーだったり、片言の英語のみだったりして、注文一つ一つに戸惑うことも多々ありました。
ただ、レストランでもメニューが写真になっているところも増えているらしく、そういうところは、旅行客にとっても助かります(^^)
モスクワの街並み
モスクワ市内の建物は、築100年前後などの古い建物が多いです。旧ソ連時代のスターリン様式といわれた独特な建築なども見られます。
ほとんどがヨーロッパによく見られる高さをそろえた集合住宅で、日本のような一軒家というものが見られません。

古い建物が多く、土地がないということもあるようで、日本によくみられる立体駐車場も街中にはほとんどないので、車の駐車は路上の左右に駐車枠が設けられて、路上に止めるようになっています。
なので、特に観光地などは、路上の車が多く、道路を通り抜けるのに一苦労します。
モスクワ市内は、とてもきれいな街です。
歩道は広くゴミが落ちていることがほとんどありません。モスクワ市内では、歩道を清掃する車が朝によく見られました。歩道のゴミを履いて吸い取っていくんですね。

また、公園緑地が多く、公園内に銅像があったり、春はチューリップの花々が数多く植えられていました。夜はきれいに木々がライトアップされています。
オールシーズンライトアップされているそうです。
モスクワ市内の車移動は、UBERが便利
スマホで手近な車を検索して乗り込めるとっても便利な配車アプリUBER(ウーバー)ですが、ロシアでも、大活躍していました。
モスクワ市内を案内してくれた知人は、安いし、あと何分で到着するかすぐにわかるし、運転手の登録もしっかりしているので、タクシーより安心と言っていました。実際に、行く先々でUBERで車を呼び移動していましたが、ネット上で行く先を告げているので、それほど会話ができなくても、問題ないようでした。
運転手もスマホやタブレットのマップでルート確認をして運転していました。どこにいても、すぐつかまるUBERのおかげで、移動にそれほど時間をかけず、あちこち回れましたよ(^^)
5月9日は、戦勝記念日でお祭り
ロシアの5月9日は、第二次世界大戦において連合国軍がドイツ軍に勝利した日を記念する、戦勝記念日であり、祝日となっています。
赤の広場の軍事パレードがあり、市内も交通規制が敷かれます。赤の広場は、各国の招待された人や、退役軍人のみしか入れないようです。市民が街中にあふれてどこも混雑しますので、旅行日程から避けたほうが無難かもしれません。

子供から大人までミリタリー帽をかぶっていたり、バッジをつけている人が多かったです。ミリタリー帽は路上で販売もされていました。
赤いカーネーションを持っている方が多く、このカーネーションは、亡くなった軍人へ捧げるのだそうです。ロシアではカーネーションは墓前へ供える花としてよく使われるということでした。
夜には、クレムリンで花火が打ち上げられていました。
まとめ
ロシアのちょっとした歴史や、交通事情などを知ってから、街を歩くと、いろいろと楽しみも増えてきます。
モスクワ旅行をした方やモスクワ在住の方のブログなども調べてみると、最近のモスクワ事情がわかって、よりロシア旅行の楽しみが増しますね。